各中学校の年度最初の定期試験が近付いてきました。最近、生徒達は試験を意識して勉強に励んでいると感じています。とても良い傾向ですね。
今日は、ある生徒が単元テストで過去最高の出来だったと喜んで報告してくれました。この生徒は、僕のある助言を実行してみたら予想以上の成果が出たと言っていました。信じるかどうかの判断は各自に委ねますが、僕としても確信を持って助言したことでしたので、こうやって成果が出て自信を付けるキッカケを持ってくれたことが何よりも嬉しく感じます。
ところで、今日は少し涼しかったですが、先週末から昨日までこの時期としては猛烈な暑さに襲われましたね。岐阜南部も昼間は30度を超え、最低気温との差が15度以上という、体には相当に負担がかかる状況でした。考えてみれば、そういう状況の中でも生徒達の中には部活の朝練をし、その後6時間の授業を受け、更には夕方の部活の練習をして帰宅し、疲労困憊の中で塾に来て勉強している訳です。朝練がない場合でも、重いカバンを持って通学に30分以上かければ、それだけでも疲れてしまいます。それを当たり前と捉えるか、よくやっていると捉えるか、それは個々の価値観に基づくものなのでしょうが、僕はよくやっていると捉えるようにしています。よくやっていると思うよ、本当に。もちろん、塾である以上、生徒達と共に勉強するのが僕の仕事ではありますが、頑張り方というのもあると思うんですね。
心身共に成長期にある生徒達にしっかりと教えなければならないことは、「頑張るべき時に頑張り、休むべき時はしっかり休む」ことなのだと最近になって思うようになりました。今まではとにかく一定のペースを崩さないことなのだと思っていましたが、調子の悪い時まで頑張ろうとする生徒には、何を言われようと「ゆっくり休みなさい」と言ってあげるのが僕の役割でもあると強く思う出来事があったんですね。絶対に無理をさせてはいけない。調子が悪いのに無理をして、それが長引いてしまっては何の意味もありません。試験が近かろうが、とにかく健康が第一。調子の良い時に頑張ればいいんです。
人はいつ調子を崩すか誰にもわかりません。どれだけ警戒しても、ウイルスにやられる時はやられるんですから。だからこそ、試験が近くなくても元気な時は頑張って勉強し、試験が近くても調子が悪い時はゆっくり休む。試験が近いかどうかという観点ではなく、元気かどうかという観点でもって、勉強の言わば強弱をつけられるようにしていきたいものですね。勉強することは大事なことですが、とにもかくにも1番大切にしなければならないのは体ですよ。