ゴールデンウィークに大量の課題を出すセンスってどうよ?/RS野中/勉強が苦手な子のための学習塾/岐阜・岐南・笠松・ 各務原

 これまで何度も当ブログで宣言している通り、僕はゴールデンウィークだからといって課題を出しません。課題など出さなくてもやる子はやるし、課題があったとしてもやらない子はやらないのです。そういうものですよ。課題として用意することはありませんが、本当に勉強しようという意思のある子は自ら求めてきます。そういう子には特別に課題を出しますが、自発的意思のない勉強など単調な作業になるだけですので、求めない子に課題を出そうという気はもうありません。僕自身が生徒や保護者の方に「塾としてはこれだけのものを用意しました」というアリバイ工作をしたくないですから。

 

 勉強なんてやりたきゃやればいいし、やりたくなけりゃやらなくてもいい。こう言ってしまうと誤解が生じるでしょうが、実際にそういうものではないのでしょうか。口先では「○○高校に行きたいです」とか「○○で△△点取りたいです」、更には「何としてでも○○に合格するための覚悟はあります」とまぁ大それたこと言う子もいますけれど、言うだけなら誰でも言えますよね?じゃあ、今その目標を達成するために具体的に今何をしているの?と聞くと、多くは何だかんだ屁理屈を並べますけれども、実際には何もしていない。要するに最初から達成する気などないのです。そういう子に課題を出したところで意味があると思いますか?

 

 そんなこんなで、僕は塾として課題を出すことはありません。しかし、生徒達は何かと忙しいゴールデンウィークを過ごすことになりそうです。というのは、学校から課題が出ているんですね。これまでこちらのブログでも散々批判してきた、例の自主勉強○○ページが。はぁ、またなのね。もういい加減にしてくれないかなぁ。これが僕の本音です。既に何度も言っているように(2月22日のブログ2月26日のブログ4月16日のブログ)、ノート使用量で勉強量を測ることなどできるはずがないのです。しかし、ここぞとばかりにこれを強制する。しかも10連休あるからノート1冊終わらせろ、みたいなものまで。そんな課題にセンスのカケラも感じませんね。そんなことを生徒達にやらせて、本当に学力上がるって信じているんですか?ノートを使いさえしていれば学力上がるんですか?時間と資源の無駄だとは思わないのですか?家庭学習を管理するための学校側の一方的な都合を押し付けているだけではないのですか?

 

 実際には、自主勉強○○ページに加えて他にも課題が出ているみたいですね。課題が出る塾に通っているような子だと、そこに更に塾の課題がドサッと降りかかってくるんでしょ?しかも、下手すればゴールデンウィークって部活の試合だとか何とかで結構拘束されたりするんじゃないんですか?子供達をどうしたいんでしょうね、そういう大人達は。

 

 とはいえ、僕の立場では学校の課題をやらなくても良いという権限はないので、ゴールデンウィーク中も半分くらい教室を開けますから、学校の課題を持っておいで、のスタンスです。そうでもしなければ、ああいった課題に対してモチベーションを保つことなんて難しいと思いますけどね、僕は。家で取り組もうものなら、さっさと終わらせるためか、あるいは最後に追い詰められてか、写経に近いことをやるだけでしょうね、きっと。まぁしかし、元からセンスのない課題なので仕方ないんですけどね。

 

 学校の先生方は、宿題を出さないという勇気を是非持って頂きたいものですね。ノートという資源の無駄遣いをただ強いるだけだということに、そろそろ気付いて頂きたいものです。こう言うと、「意味のある取り組みをしている子はいる」と言われそうですが、そういう子は誰に強制されるまでもなくやる子なんですよ。課題があろうとなかろうとやる。僕が言っているのは、割合的には圧倒的多数のそうではない子達のことなのでね。