先日、ツイッターで仲良くさせて頂いている奈良県の進学塾teTsuの栗本先生のブログで、僕が書いた2つのブログ記事(2月22日ブログと今月16日のブログ)をご紹介頂きました。栗本先生ありがとうございました。この歳になると(今月39歳になりました)褒められることは本当に少ないので、お褒めの言葉を頂戴して、僕自身が生徒になったように嬉しかったです。調子に乗って生徒達にこのことをちょっとだけ自慢したんですが、先生が表現された「少し特殊な塾」が絶妙だったらしく、ツボにはまった生徒もいたくらいでした。確かに、少し特殊な塾だよなぁ。
僕が子供の頃、塾と言ったら集団での授業の塾が一般的だったように思います。あとは公文と家庭教師くらいかな。他にもあったのかもしれませんが、今のように個別指導という言葉を聞いたことはなかったですね。ただ僕が知らなかっただけ、ということも考えられなくはないですが、大半の同級生が集団での授業の塾に通っていた記憶があります。それが時を経て、集団授業の塾と個別指導の塾に加え、僕がやっている塾の在り方は「空間系」などと呼ばれる分類に当たると少し前に知りました。成程ね、空間系か。そうかもしれないですね、実際に空間を提供している感じですから。何といっても、その気があれば平日毎日通塾できるので。
最初に一緒に勉強することになった生徒以来、僕は一般的な集団授業というものを行ったことが無いんです。恐らく、これからも行うことはないでしょう。だからといって、少人数の個別指導をしたい訳でもない。多少形は変わる可能性はあるにせよ、ベースは今のまま。しかも、対象は勉強が苦手な子ということで、業界内でも特殊な立ち位置のようです。業界のことは詳しくないのでよく知りませんが、ツイッターで仲良くさせて頂いている先生方との交流を通じて、どうもそうみたいだと最近になってわかってきました。
極端な話、僕は教室にいるだけで、生徒達がそれぞれ自分のやるべきことを一生懸命に励んでくれることが理想だと思っています。何というか、教室は生徒達の勉強部屋のような場所。そして、僕はあくまでもいるだけの状態。困った時に少し手を貸す程度で、あとは生徒達の精神面やモチベーションアップのフォローをしつつ、視野を広げるための話をしたり、資料を提供する存在。僕自身が「勉強の基本は自学自習である」という考えでいるのと、強制される勉強は意味がないと思っているので、読み書きそろばんの基本さえできているなら、あとはそれぞれの判断で勉強していけば良いだろうと。その方向性があまりにもおかしければ、自分で気付けるように注意すれば良いのであって、最初からああしろこうしろと言うまでもないとも思っています。
やや変わった塾としての在り方は、僕自身の個性が存分に出ているからでしょうね。でも、いろんな塾があった方が子供達にとっては選択肢があって良いじゃないか、くらいに捉えていますから、僕に負けない超個性派の子に来てもらえたら、きっともっと楽しい空間になっていくんじゃないかな、そんな風に思います。
※進学塾teTsuの栗本先生のブログは、これまでにも何度か生徒達に読んでもらいました。生徒達に紹介したブログ記事の一部をこちらでも紹介させて頂きます。