興味を持てそうなやり方で/RS野中/勉強が苦手な子のための学習塾/岐阜・岐南・笠松・ 各務原

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 普段小中学生と一緒に勉強していると、どうしても算数・数学や英語の勉強が中心になってしまいますが、恐らく僕が1番本領を発揮できるのは社会の分野です。理由は単純で、これまで最も時間を割いて勉強したのが社会の分野であるから。でも、元々はそんなに好きではなかったんですよ。ある時から急激に傾倒していったというのが実際のところですね。

 

 では、何故社会の分野に傾倒していったかというと、きっかけは歴史のゲーム。詳しく言うと三国志に関するゲームです。「子供がゲームばかりしてちっとも勉強しません」という親御さんの言葉を方々で聞きますから、その都度ゲーム好きとしてはやや耳の痛い思いをするのですが、要は勉強のきっかけはそういう身近なところにもあるということなんです。僕の場合、ゲームをプレイしている過程でもっと詳しく知りたいという気になって、まずは三国志のマンガを読みました。その後、歴史の流れを知るために、中国の歴史に関するマンガを読んでといったように、段々と興味の範囲が拡大していったんですね。日本の歴史に辿り着いてからは、その後の進むべき方向性がある意味決定的になりました。

 

 ところで、冒頭の写真は大人になってから読んだ本です(最近読んだ物も含みます)。特にイラストが多いということはないですが、読んでみるととても面白いですね。地理が嫌いな中学生であっても、いざ読み始めることさえできれば読めてしまうような本です。こういった本で「面白いな」と感じてもらえると、社会の勉強もやってみようと思えるんじゃないかなぁ。

 

 社会は「暗記科目」などと呼ばれ、覚えないといけないことが多くて苦痛だと言う生徒が少なくありません。部分的には否定しませんが、本当はそうじゃないんですね。僕達が今生きている社会は、歴史の流れの中で作られた様々なシステムによって成り立っているのです。その流れの一部を知るのが歴史であり、現実的に運用されているシステムの一部を知るのが公民であり、システムを作っていく上で参考になった国々を知る、あるいは現在の国際関係の一部を知るのが地理、とでも言えるでしょうか(それぞれの定義づけはあくまでも僕の感性によるものです)。これはつまり、僕達が生きている社会を知ることそのものが科目としての社会を学ぶということ。何だか大げさな言い方ですが、そういうことになりますね。

 

 僕はたまたま社会の分野に強い関心を持って育ってきたので、今回は社会に関する内容になりましたが、これは社会に限った話ではありません。人によっては言語かもしれないし、数学かもしれないし、文学なのかもしれないし、科学なのかもしれません。何でもいいんですが、興味を持てそうなやり方で始められれば、きっと「面白いから勉強する」という気になれると思います。あまり堅苦しく考えないで、それがたとえゲームであろうが、マンガであろうが、さらに深く知ろうということに結び付けられるといいですね。もちろん、ゲームやマンガの依存症になってはいけませんよ。あくまでもそれらのご利用は計画的に。