遊び心から得られるもの/RS野中/勉強が苦手な子のための学習塾/岐阜・岐南・笠松・ 各務原

 ブログを一新してから、やや難しいテーマについて書いてきていましたので、ここらでちょいと休憩の意味も含め、趣味の世界の話題をしようと思います。

 

 プロフィールでも書きました通り、僕はどちらかと言えばインドア派で、あまり外に出ることを好みません。いつからそうなったのかはよく覚えていないですが、子供の頃はよく外で遊んでいた記憶があるので、年齢を重ねるにつれてより中へ中へという指向に傾倒していったのだろうと思います。

 

 ところで、僕はよく「似合わないね」と言われるのですが、音楽の中でもヘヴィメタルを好みます。車の中はいつもかけっ放し。ステレオと繋いでいるiPodには大量の楽曲が収納されていますから、シャッフルにしておけば当分同じ曲を聴くこともないレベルです。同乗者がいる場合はボリュームをかなり下げますが、1人で乗っている時はスカっとできるメタルは最高ですね。

 

 僕は元々ピアノを習っていたこともあって(全く上手くはないですが)、音楽そのものはずっと身近なものでした。CDプレーヤーを親が買ったのが割と早い時期だったので、そういう環境にいたことも大きかったのかもしれません。最初期はクラシックに興味を持ち、よくベートーヴェンやバッハなどを聴いていた記憶があります。いわゆる『月光』(ピアノソナタ第14番嬰ハ短調)の第1楽章や『小フーガト短調』は何度聴いたか覚えていないくらい、本当によく聴きました。その後、テレビドラマの主題歌となっていたX(現X JAPAN)の『Say Anything』を聴いてからはXに熱狂し、とりわけアルバム『Jealousy』はこれまでに千回単位で聴いたと思いますね。


 中学生になると、学校の英語の授業の中に洋楽の歌を聴くという時間がありました。ここからですかね、洋楽の虜になっていったのは。ただ、この時に洋楽に興味を持ったのは、単純に歌詞に書かれた英単語を読めるようになりたいという思いからで、音楽よりも英語に興味を持ったいたとも言えるかもしれません。ビートルズ、ビリー・ジョエル、マライア・キャリー、マイケル・ジャクソンなどを先生が流してくれたので、一生懸命に歌詞の英単語を読めるようになるために、発音できるようになるために、何度も鼻歌で歌いましたね。それがとても意味があって、知らず知らずのうちに単語の読み方を覚え、音を覚えることに繋がりました。楽しいから覚えられる、そんな世界です。英語を勉強しよう、なんて思ってはなかったので、ただただ好きで歌ってました。そういう遊び心の中から得られるものが、案外ずっと残っていくんだと思います。


 高校生の時にメタリカを聴くようになってからは、よりヘヴィなサウンドを求めるようになっていきました。そして、大人になってから色々と聴いているうちに、自分にはハロウィンとかガンマ・レイ辺りのサウンドが最も相性が良いと思うようになったんですね。歌詞は英語ですが、ハロウィンやガンマ・レイはドイツ出身なので、彼らは母語で歌っている訳ではないんですけどね。


 と、ここまで僕の好きな音楽に関することを書いてきましたが、全然塾のブログとは関係ないじゃないか、と思われるかもしれません。確かに全く関係ないですよね。関係ないんですけど、関係あるんです。

 

 先程、「一生懸命に歌詞の英単語を読めるようになるために、発音できるようになるために、何度も鼻歌で歌いましたね。それがとても意味があって、知らず知らずのうちに単語の読み方を覚え、音を覚えることに繋がりました。楽しいから覚えられる、そんな世界です。英語を勉強しよう、なんて思ってはなかったので、ただただ好きで歌ってました。そういう遊び心の中から得られるものが、案外ずっと残っていくんだと思います。」と書きましたが、要するにこういうことが言いたいんですね。僕は捻くれているので、音楽をただ聴くというだけにはとどまらず、歌っている歌手の出身地を地図で見てみたり、その曲が世に出た当時の世相はどうだったのか調べてみたり、そんなことにも目を向けてみていました。もちろん、それは勉強のためではないです、遊びの延長。でも、遊びだと思っているから熱中して色々と調べていくので、いつの間にか覚えている。遊びだからこそできることです。これが勉強だと思ったら、全然つまんないのでやりませんよ。

 

 塾を運営している者として、こういう言い方はおかしいと思うのですが、子供の頃はたくさん遊んだ方が良いと思います。ただし、それは単なる「時間潰し」「暇潰し」の類ではなく、言い方はおかしいですが、真剣に遊ぶんです。そうすると、遊びの中から無限に色々な世界が広がっていきますよ。遊びを通じて自然と様々なことを覚えていくのが、子供にとっては理想的と言えるでしょう。