4月に担任の先生(教科担任の先生でも同様)が発表された時、「何であの先生なんだよ」「口うるさいんだよ、あの先生は」と思ったことがありませんか?ちなみに、僕は高校2年時の担任の先生のことをそう思っていました。でも、振り返って考えてみるとそうではなかったことに気付きます。以下、あくまでも私見です。
優しい先生=ほとんど記憶にない。言うべきことを言わないだけで本当は優しくない先生だったのかもしれない。
厳しい先生=強烈に記憶に残っている。言うべきことを言ってくれた本当は優しい先生。
大人になってから思い出すのは、厳しかった先生のことばかり。当時は面倒な人だとか、何でそこまで言われなきゃいけないんだと思ったものですが、嫌われることを恐れることなく、それでも言うべきことを言ってくれた先生には本当に感謝しています。そう思えるようになった理由は、口うるさく言い続けるにも大量のエネルギーが必要であること、俗に好きの反対は嫌いではなく無関心であるなどと言われるように、もし本当に自分に関心が無ければ何も言ってくれなかっただろうと感じるようになったから。
逆に言えば、優しい先生は一見すると優しいように見えただけで、わざわざ嫌われるようなことをしたくなかっただけではないか、言うべきとわかっていながら言うのを恐れていたのではないか、そもそも無関心だったのではないか、だから本当は優しくない先生だったのではないか、とも感じるのです。
もちろん、そうばかりではないことは承知しています。厳しい先生でもただヒステリーになっているだけで、生徒のことを必ずしも考えていたとは言えない先生もいたかもしれません。普段はとても優しい先生と思われているけれど、いざという時は生徒のことを思って厳しく接する先生もいたと思います。最初に断っておきましたように、あくまでも僕の私見であり、印象の話です。
という訳で、3月はそんな先生方との別れの月でもあります。4月からこれまでを振り返って、先生への見方を少し変えてみてはどうでしょうか?年度当初とは違った印象を抱くことができるかもしれませんよ。
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