ツイッター上で、神奈川の先進舎進学教室さんの“「みんな仲良く」幻想論”が載っていたので、それを読ませてもらいました。要点は「仲良くしなくていい」=「他者の尊重」ということ。
これについて、僕は「まずは♪友達100人できるかな♪の世界観からの解放だと思いました。」と引用リツイートしました。友達100人できるかなの歌は、恐らく大人も子供もみんな知っています。そして、幼稚園から小学校に上がる時、何のためらいもなく歌った経験があると思います。でも、よく考えてみてください。物理的に小規模校だから100人友達なんてできないよ、とかそういう類のことではないんです。そうではなくて、何故みんなと仲良くしなければならないのでしょうか?仲良くなろうと思って仲良くなるんでしょうか?友達を100人つくらないと何か良くないことが起こるのでしょうか?
違うと思うんですよね。仲良くなるかどうかなんていうのは、意図しなくても自然発生的に仲良くなるのです。そして何より疑問に感じるのが、仲良くの反対である仲良くない、仲良くしないの捉え方。仲良くしないっていうと、さもいじめの対象みたいな印象ですが、そうではなくて、先進舎進学教室さんも指摘しているように「他者の尊重」であれば何ら問題ないはずです。
多様性という言葉を最近はよく聞くようになりました。多様性を認めるということは、つまり様々な個性を持つ他者を尊重するということだと思います。無理に仲良くしようとしなくてもいい、ただそういった他者の生き方、考え方は尊重する。これまでの常識、最初に挙げたように「友達100人できるかな」の世界観から解放されるのもその1つです。僕達が常識だと思っていることを疑っていくと、新しい世界が見えてくるのではないでしょうか。