この度、ホームページをリニューアルすることにしました。それに伴い、「デイリーニュース」を廃し、新たに「ブログ(塾長の思い)」というブログを綴らせてもらおうと思います。
生徒達の私立高校入試が終わり、今年度残すのは公立入試だけという時期ですが、毎年この時期になると思うのです。「進路は本人が決めることであって、本人が良ければそれで良い」と。RS野中はこれまでも生徒の進学先を公表することなく、合格実績をもって生徒募集の柱とすることはありませんでした。それは、学校の名前だけが独り歩きすることを善しとしない考えからです。
そもそも、僕自身が思う教育の究極的目的は「子供達を自立させること」であり、それには学校の名前など全く関係がありません。高校へ行くのも、その先に大学や専門学校へ行くのも、これらはあくまでも将来自立するための手段であり、進学そのものが目的ではないからです。そこを見誤ると、高校に合格することが目的化してしまいます。この辺りについては、先日ツイッター上でも書きましたので、そちらをご覧頂ければ幸いです。
RS野中に通ってくれる生徒の多くは、通塾開始時点で各学校の学年平均を大きく下回る生徒です。上位の進学校に合格できる可能性は限りなくゼロであり、高校に進むことすら危うい状況の生徒も決して珍しくはありません。それでも、これまでの卒業生達がそうであったように、壁にぶつかりながらも飛躍的に成績を伸ばし、自らが望んだ進路を実現しています。中学時代には考えられなかったような就職先に恵まれた卒業生も現実にいるのです。
こうした事情を踏まえ、今後も合格実績をもって生徒の募集は行わない方針を貫こうと思います。同時に、生徒の進路決定に際しては、従来通り塾都合の助言は一切行わず、本人とご家族の意向を尊重していきます。